先日、竹下夢二の生誕の地を見学をした。
その敷地内に、 ”少年山荘” と名づけられた建物があり 夢二の設計により大正13年世田谷区松原に建てられたアトリエを 生誕の地 岡山県瀬戸内市 に再現したものである。 建物は、夫婦二人で画家活動をしながら住まうに適した大きさで 通風、採光、動線等は、勿論十二分に考えられ 現在の住宅の間取りとしても 第一級のもの。 しかし それ以上に驚いたのが パ-スでそれぞれの部屋を描き 材料、色調、素材感まで記述してあり その技量もずば抜けた物を見た。 外部のデザインには、10寸勾配の屋根を中心に 出窓その出窓格子、サイズもパ-スで 指定され非常にバランスが良い。 そして パ-ゴラ(藤棚)、ウッドデッキさえ取り入れられ建設地の庭が目に浮かぶようだ。 内部は、スキップフロア-が取り入れられ平屋の目線を より楽しさを加えたものにしている。 また 寝室の和室には、ベンガラシックイが指定され 赤みを帯びた色調の壁を取り入れた寝室からは、夢二の人となりを より理解し易い。 建築家 竹下夢二を見た。 現在そのままの形で建設したとしても 非常に完成度の高い建物となるでしょう。 ご覧の皆さんも是非 訪問してみてください。
by iairtop
| 2009-06-23 18:27
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